あすかの職場
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NPO法人たんぽぽと合同事例検討会開催
2020年度 ケアプランセンターあすか総会を開催
令和2年6月5日(金曜)熊野市文化交流センターにて第18回ケアプランセンターあすか総会を開催しました。
総会は会員25名中22名の会員の出席(うち委任状5名)で下記の議事の審査が行われました。
第1号議案 2019年度事業及び収支決算の件
第2号議案 2020年度事業計画及び予算の件
第3号議案 定款変更の件
提案した議案はすべて承認されました。
ここでは、2020年度事業計画の一部と定款変更の内容をお知らせします。
2020年度事業計画
第1章、ケアマネジメントをめぐる今日の課題
今年で介護保険が誕生して20年になります。それは長年家族の犠牲にゆだねられてきた介護を、社会のシステムで行おうという画期的な出来事でした。しかし介護保険のこの20年は様々な給付の制限や国民の負担増の連続であり、やせ細っていく介護保険を、生まれてからこの方「被虐待児」と揶揄するのもあながち間違いではないと言えます。
国は、高齢者が増え介護費用が増大するがお金がない、したがって「制度持続可能性」という錦の御旗を掲げることにより、介護保険の対象者を要介護3・4・5に限定し、生活支援を介護給付から外し、利用者の負担を増やすという介護保険縮小路線を推進しようとしています。そして介護保険から切り出されたサービスはボランティアや助け合いで、増える負担に対しては民間の介護保険に期待するという構図が見えてきます。
しかしこうした政策の先に見えているのは、介護人材の不足をいっそう深刻にし、支援が必要な高齢者を介護サービスの利用から遠のけ、そのことにより利用者の重度化をまねき、家族の介護負担を大きくし、再び深刻な介護問題を生み出してしまうのではないでしょうか。
こうした中で、ケアマネジャーや介護職のこれまでの仕事を「介護保険に感謝している人も多く、国民の生活を守る大切な財産です。これをいい形で後世に残していきたい。これが今を生きる私たちの務めだと思います。」という沖藤典子さんの指摘に、私たちはこれまでの実践に確信を持つとともにさらに一層の努力をしなければなりません。
そして、そのために我々がなすべきことは、それぞれのケアマネジャーがその専門職としての価値をしっかり保持すると同時に、知識、技術の研鑽の積み上げにより、より高い質のケアマネジメント実践を提供することが基本であると考えます。
そのための本年度のあすかとして重点的に取り組むケアマネジメントの課題を次の3点とします。
1、自立支援を目指すケアマネジメント
2、地域を視野に入れたケアマネジメント
3、在宅看取りのケアマネジメント
以下事業計画の項目のみ報告します。
第2章、ケアマネジメントの力を高める
(1)研修・調査研究
(2)ケアマネジメント実践の充実・改善
(3)地域の福祉・介護力を強めるケアマネジメント
第3章、介護保険改悪に反対し、高齢者の暮らしと福祉を守る活動
第4章、事業所運営・経営・組織体制の強化
(1)コンプライアンスの強化
(2)業務改善
(3)職員の福利厚生
(4)健全な経営
(5)運営会議
(6)明日のあすかに向けた取り組み
第5章、地域貢献活動
定款の変更
(事務所)第2条第2の従たる事業所を削除する。
(事業)第5条に⑥特定相談支援事業、⑦児童の健全育成に関する事業を追加する。
令和元年度のケアプランセンターあすかの活動 現況報告
あすかは居宅介護支援事業所としては直接サービスを持たない独立事業所として活動しています。そのためサービスは他の事業所に依頼してケア計画を作成するのがあすかの特徴です。
今回は、平成31年4月から令和2年3月の1年間に、訪問介護(ヘルパーさん)の提供を依頼した事業所の一覧を掲載しました。
(熊野市の事業所)
ささえあい・たんぽぽ・思いやりくまの
きらら・おかざき・みやき・よりあい
熊野市社協飛鳥・光輝会・ゆうき介護
たいせつ
(御浜町の事業所)
であい・つどい・ピース・ひまわり介護
(紀宝町の事業所)
紀宝町社協・訪問介護きほう・てとて
ハートハート・みふねの杜
(尾鷲市の事業所)
孫の手
(新宮市の事業所)
よろこび・紀の風・えみ・王子介護
新宮市社協・さくら介護・スマイル
ピンポンパン新宮・木の香・一歩
さら介護・ニチイ紀南・みかん
ベストケア・緑ケ丘訪問介護
アオ空
(那智勝浦町の事業所)
かしの木・ドマーニ宇久井
合計39事業所のヘルパーさんに訪問介護サービスの提供をお願いしました。
ご協力ありがとうございました。